北欧家具と最盛期
現在では、北欧家具などで知られている、北欧の土地は、19世紀頃には、ヨーロッパの中でも後進国でしたが、1930年頃から、インフラも整いモダニズムが定着していき、1950年の第二次世界大戦を機に、更に北欧の立場は上がって来たのです。
その理由として、戦争に使う軍事用の新素材や、技術を生み出した、北欧デザインの巨匠達がいて、その様な技術は、戦争が終わった後も、国を繁栄させる技術に応用されたのです。
さらに、戦後も北欧の快進撃はとまらず、最新の技術と伝統を同居させたスカンジナビアモダンと呼ばれる主義を確立し、ヨーロッパの美術展示会においては、北欧勢が賞を独占する程になり、スカンジナビアモダンは、ヨーロッパだけではなく、北米にイギリス、日本にまで影響を及ぼし始めました。
スカンジナビアとは、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーの3つの王国で構成されていますが、この当時は、デンマークのスタイルが最先端であり、スカンジナビアモダンと言えば、デンマークと言っても差し支えないほどです。
そうして、北欧家具や、プラスチック素材などは、世界で認められる事となり、北欧地方は最盛期を迎え、まさしく高度成長期になり、先進国の仲間入りを果たし、当時はその中でも先端を走る存在になりました。
北欧家具のオーダーメイド販売店では伝統と歴史のある北欧家具を揃えております。
北欧家具と低迷期
1950年代から、北欧家具や、スカンジナビアモダンにより、最盛期を迎えて来た北欧ですが、1970年に起きたオイルショックの影響もあり、低迷期を迎えます。
景気が低迷してくると、最先端として扱われてきた、北欧モダンも、時代遅れとなっていき、流行の最先端は、他国にとって代わられてしまい、スカンジナビアモダンもすたれ始めました。
しかし、北欧が低迷を迎える中、頭角を現したのが、日本でも有名な、スウェーデンの「IKEA」です。
高価なチーク材を使い、伝統を守り続けた北欧家具にとって代わり、大量生産する事で、コストを限界まで下げ、安価で買える北欧家具と言う分野を打ち立てました。
この商法は大当たりをし、北欧だけに留まらず、他国に店舗を増やしていき、超大型家具屋に上りつめたのです。
こうして、北欧モダンと言えばデンマークだった風習は、スウェーデンへとすり変わる事になりましたが、しかし、IKEAで販売している家具は、北欧家具ではないと言う世論もありますし、スウェーデン内の、北欧家具職人の中には、「北欧家具」と言う分野としては、否定的な目で見ている職人もいると言います。